
4月に開設した浜松大学臨床心理教育実践センターの開所式が22日、浜松大学半田山キャンパスで開かれました。県内の教育や医療分野の関係者約50人が出席し、臨床心理士の育成機関としての同センターの発展に期待しました。
センターは、浜松大学大学院健康科学研究科臨床心理学専攻で学ぶ大学院生の教育訓練と、市民の心の相談窓口の機能を併せ持ちます。
面接室3室のほか、砂場や遊具を備えた療養室2室を設け、相談窓口として絵画療法や夢分析、遊戯療法などの各種心理療法を行っています。すでに複数の市民の相談に対応しています。
県内の大学での臨床心理士育成機関の設置は、静岡大学に続き2例目。浜松大学は臨床心理士6人を含めた教員8人体制で、13人の大学院生を指導します。
開所式では、木宮一邦学長が「社会の変動の中で生じている様々な心の問題の解決に寄与していきたい」と述べました。センター長の山中康裕教授が記念講演をしました。
同センターの相談窓口は予約制。お問合せはTEL(053)435-3131まで。
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大学院健康科学研究科
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教員を知ろう!山中康裕教授